2014年02月22日
ブッタの感興の言葉 中村元 に学ぶ
善からぬこと、己のためにならぬことはなし易い。
ためになることで、しかも健全なことは、実に極めてなし難い。
愚かな者は、悪いことを行なっても、その報いの現れない間は、
それを蜜のように思いなす。
しかしその罪の報いの現れたときには、苦悩を受ける。
人々は自我観念にたより、また他人という観念にとらわれている。
このことわりを或る人々は知らない。
実にかれらはそれを、身に刺さった矢であるとは見なさない。
怒りを捨てよ。
慢心を除き去れ。
いかなる束縛をも超越せよ。
名称と形態とに執着せず、無一物となった者は、苦悩に追われることがない。
ものごとは心にもとづき、心を主とし、心のように疾く動く。
もしも清らかな心で話したり行動したりするならば、
福楽はその人につき従う。
影がそのからだにつき従って離れないようなものである。
Posted by サンフラワ- at 18:56│Comments(0)
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